おじいちゃん、連絡とれましたか?
昨日、携帯電話に間違い電話がありまして。
基本的に、知らない番号や非通知からの電話には出ません。
本当に大事な用件なら、メッセージを残すか自宅に掛け直すはずだから。
でも今回は、もしかしたら親戚のアノ人からかも…と思い当たるふしがあったので珍しく出ました。
が案の定、間違い電話。
見知らぬおじいちゃんでした。
推測では関西在住の80代。
気持ち大きめの声で(相手はおじいちゃんなので聞こえやすいように)間違っている旨伝えると、おじいちゃんも
「あひゃー、こりゃえらいすんまへん」
と、平謝りしてくださるので、こちらも
「いえいえ~大丈夫ですよ~」
と気持ちよく終わる。
んがしかし、
その後3回ほど時間をおいて着信があり、留守電に本来の相手に向けたメッセージまで残している。
うーん…と思いながら、再び電話に出る。
またもや、おじいちゃんは恐縮。
「こないだ同窓会があって、知人の電話番号を教えてもらってメモしたんじゃけど、書き間違えてしもたんかなあ…」
私「あ~そうでしたか」
おじいちゃん「このあいだ同窓会行って、せっかく教えてもらったのになあ…」
ちょっと残念そう。
そのままご年配の方独特の話し込みが始まりそうだっけど、おじいちゃんはどうやら自分で「いかんいかん」と思い止まられ、
「えらいすいませんでしたなあ…」
と言って電話を切りました。
それからは、一度も電話がかかってきません。
このやりとりが朝だったので、私も時間があまりなくて深く聞き込まなかったけど、
今思えばもう少しお話しを聞いても良かったなあ、と思う。
おじいちゃんは一体誰に電話したかったのだろう。
大切な話がある様子だった。
気になる…。
今更になって気になる…。